大雲寺&石座神社

今日も朝からお寺参りに出かけました~~

 

 

まずは大雲寺

 

大雲寺の十一面観音様は長谷寺の観音様とご兄弟

 

長谷寺縁起」によると聖武天皇の御宇

近江国白蓮華谷に長さ十余丈の倒木があり

それが洪水によって大津の初瀬の神河浦(かみかわうら)郷に流れ着きました

この木は夜になると不思議な光を放ち

触れた者は必ず祟られるといった恐ろし樹で

近づく者もなく長年放置されていました


村の長老によって

この木を以て仏像を作ろうとの提案がなされ

村人によって大和国当麻に運ばれましたが

やはり祟りは鎮まりませんでした

奈良の僧「徳道」はこの荒ぶる霊木をもらいうけ

泊瀬で十一面観音の造像を誓願

729(神亀6)年

地蔵菩薩不空羂索観音の化身であるといわれる二人の仏師(稽文会・稽主勲)によって

三日間で高さ二丈六尺(約787.3㎝)の十一面観音像が造り上げられました


徳道上人はこの十一面観音像を本尊として大和の国長谷寺を開創し

天平5(733)年に行基による開眼供養会が厳修されました


この時の御衣木第二之段を以て

行基菩薩が聖武天皇の玉体を映して

「一刀三礼」の作法で造像されたのが

大雲寺に伝わる秘仏十一面観音立像で

長谷寺の観音様と大雲寺の観音様は一木を共にし

姿かたちも同じとされています


長谷寺の現在の本尊像は1536(天文5)年落雷被害により焼失し

1538(天文7)年に再興されたものですが

長谷寺の観音焼失の十年後(天文15年)に時同じく火難に遭う奇遇に兄弟佛の縁を感じます

 

 

十一面観音は

深い慈悲により衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す菩薩であるとされ

女神のような容姿に造られたものが多い中

大雲寺の観音様は聖武天皇のお姿を模した故に

雄々しく男性的な御尊顔らしい

 

 

脳病(首から上)平癒の観音霊場として平安時代から朝野に知られ

精神疾患者に霊験があるとされています

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大雲寺のお隣は~~

大雲寺の鎮守社として祀られいる

石座神社(いわくらじんじゃ)

 


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一言神社の社殿

ここに祀られているのは

一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)で

その名のとおり一言だけ願い事を聞いてくださいます

 


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東社に祀られているのは八所明神

祀られている神様は、石座、新羅、八幡、山王、春日、住吉、松尾、賀茂


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西社は

八所明神に伊勢、平野、貴船、稲荷の四柱を加えた十二所明神

 


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たくさんの神様がいらっしゃいましたよ~~

もちろんすべてお参りいたしました